いいお店には、いいマスターがいる。
バーに通うのはお酒ばかりではなく、そんな素敵なマスター達に会いたいからだったりする。今回はそんな話を書こうと思う。
不慣れながら、こちらに記事書かせていただきました。
素敵なマスターに会いたい
今回のお店は、三井ガーデンホテル銀座プレミアの16Fにある「Cocktail KARIN」。こちらのお店の特徴は店名の由来にもなっている、樹齢650年のカリンの木のバーカウンターだ。バーの窓からは銀座の夜景が一望できるとっても素敵なお店。
ここのマスターのHさんは、もともと渋谷や恵比寿のバーにいたのだが、去年の夏ごろからこちらの「Cocktail KARIN」に勤めている。
長身で物腰の柔らかいHさん。カクテルの腕はもちろんの事、ソムリエの資格もお持ちでワインに詳しく、ヨーロッパ各国のレストランで料理修行もしているのでフレンチやイタリアンなんかも作れちゃう凄い人。「男子たるものこうありたい」と思える人生の先輩である。
昔作っていただいたお料理。(今はおそらく厨房に立たれていないと思う)料理上手な男性ってほんと素晴らしい。
お店ではピアノの生演奏も聞ける。なんとも贅沢な空間。
ロンドンのカクテルバー「THE BAR WITH NO NAME」の思い出
Hさんは現地で働いていた事もあるせいか海外のお店にも詳しい。僕が昔ロンドンに行った時も、素敵なカクテルのお店をご紹介いただいた。それが「THE BAR WITH NO NAME(69 COLEBROOKE ROW)」である。
THE BAR WITH NO NAME (69 COLEBROOKE ROW)
ロンドンのAngel駅から歩いてちょっと行ったところにあるこのバーは、こじんまりとしてるお店だけど、いつ行っても店内は人で溢れている。上のwebページを見るとオーセンティックな感じがするけど、とても賑やかなお店で、男性も女性もみな思い思いにカクテルを楽しんでいた。
メニューはこんな感じ。
「Woodlamd Martini」オリーブではなくクルミが入っている。ちょっと苦味のあるマティーニ。
「69 Mattini」こちらはオーソドックスなマティーニだった。
ちょうどクリスマスシーズンに伺ったので、店内に入ったら外との気温差でメガネが一瞬で曇った記憶がある。丁寧な接客で過ごしやすいお店なので、もしロンドンに行った時にはぜひ行ってほしい。Angel駅周辺は美味しいお店も多いのでおすすめ。
店は変わるけど、人は変わらない
Hさんと出会って5年になる。お店は移籍したけれど作ってもらうカクテルの味は変わらない美味しさ。博学なのでお酒のお話しても引出しは広いし、時には海外の美味しい店を教えてもらったり、人生相談も乗ってくれたりする。バーの顔はやはりマスターやバーテンダー達。Hさんがまたお店を移られたとしても、僕はそのお店に通うのだろう。
この日は12月19日。まだ銀座のボルドーが閉店前だった(でも予約で満席で入れず)。閉店は悲しいけれどきっとお店の味は勤めていたバーテンダー達に脈々と受け継がれていくと思う。
ではでは今日はこの辺で。どっとはらい。