今の職場は、ほんとに素敵な先輩たちが多い。
今回レシピを教えてもらったキタさんも、職場で知り合った仲だ。
きっかけは、お酒が好きで飲んだ銘柄とか酒類とかをSNSに載せてたら、社内のお酒関係の仕事に参加させてもらう事になり、そこで知り合った感じ。その後ちょくちょく飲んだり、お互いの家で飲み会をしたりするようになった。
2016年のクリスマスも一緒に過ごしてました。その記事はこちら。
10歳も年上だけど「先輩然」という付き合い方はしていない。キタさんはなんていうか年の離れたお兄さんのような人だ。本当にありがたし。
料理が好きな男性って、いいよね
キタさんは、神戸のビストロで働いていたので料理が得意。フレンチをベースに洋食やお惣菜も得意で、家飲みをするといつもプロの味を食べさせてくれる。
こんなステーキやカルパッチョを作ってもてなしてくれる。思えばもう出会って3年。いろんなことを話していろんなお酒飲んできたなぁ。
冬は鮟肝(あんきも)が安く買えるよ
キタさんと初詣の帰り、スーパーを覗いたらデカい鮟肝が400円くらいだったので、寿司屋のおつまみでお馴染みの「鮟肝蒸し」を作ってもらう事になった。
鮟肝蒸しはフォアグラのような味わいで本当に美味い。家で作るなんて想像してなかったけど蒸し器が無くても作れるレシピを教えてもらったのでご紹介する。
1.鮟肝の周りの血管や薄い膜を取って、水1:酒1:生姜少々の液に30分漬ける
鮟肝の周りの赤い血管や、肝を包んでいる薄い膜をはがしていく。この薄い膜が本当にわかりにくい。包丁で突っついて膜を判断して慎重にできるだけはがしていく。
はがし終わったら臭みを取るために、水と酒を1:1と生姜を少し加えたものに鮟肝をひたひたに浸す。これで30分くらい置いておく。
2.サランラップでキャンディ状に丸くしてアルミホイルで巻く
鮟肝をサランラップでキャンディ状に成型する。その時空気が入ったら爪楊枝でラップの上からつついてつぶしておく。その上からアルミホイルを巻くので漏れる心配はあんまりない。
今回は鮟肝2個なので、こんな感じに丸くしてお皿に収めた。
3.約10分くらい蒸す
うちには蒸し器がないので、今回はひと工夫して普通の鍋で蒸した。
こんな感じでお椀をさかさまに重ね合わせて水を張り蒸したのだ。うーん力技。水が沸騰してから鮟肝を入れたお皿を乗せて蓋をして10分くらい蒸す。耐熱のお椀の内側に空気が溜まらないようにギリギリまで水を入れるのがポイント。
4.完成。そして、盛り付け。
いい感じで蒸しあがったら粗熱を取る。冷蔵庫で十分に冷やすとより身が締まって、切りやすいみたい。
ああ~いい感じの蒸しあがり。
今回はほかにも、鮭のムニエルとか鰤のカルパッチョとかで楽しんだ。鮟肝は特に感動の味、自分で作るとこんなにシンプルに美味いとは!
キタさんのレシピページはこちらです。
料理を作るのは楽しい。作ってもらうのはもっと嬉しい
まさか鮟肝を家で作れるとは思わなかった…。なので今回の学びは非常にうれしい。
そして、普段なかなか身近に見ることができない「プロのお手本」を間近で見ると、砂糖や塩の使い方など本当に勉強になっていいなーと思う。手際よく料理をしている人の所作は独特の美しさがあるよね。
今の仕事が「デザイナー」だからかもしれないけど「モノを作れる人」は本当に尊敬する。料理人とか大工さんとか蔵元とか、そういう0から1を作る人が好きなんだよなー。
料理のちょっとした基礎があると、美味しいお店の味を家で再現するのも楽しい。「生活を楽しむ」ってそういう事なんじゃないかなーと思う今日この頃である。
毎度オチ無しですんません。どっとはらい。