いい感じになりたくて

ナイスなミドルを目指すブログ

けだるい朝に作る濃いめのカルボナーラ

f:id:aterato:20170115075514j:plain

つい先日、好きな食べ物の話になった時に、真っ先に頭に浮かんだのがカルボナーラだった。食べ物の中で一番好きかと言われたら迷うけど、パスタの中ではダントツに好きかもしれない。(おそらくその時一番食べたかったんだと思う)

 自分の「カルボナーラ」レシピのルーツ

20代前半の頃、イタリアンのレシピでとても参考にしていたのは「ラ・ベットラ」の落合シェフのレシピだった。(かなり読み込んでいてぼろぼろになっている)

f:id:aterato:20170115105644j:plain

あと、自分の料理人生(別に料理の仕事してないけど…)に多大なる影響を及ぼしたのは、ジェイミー・オリヴァーの「裸のシェフ」。僕が21歳くらいの時、BBCの人気番組だったこれがテレビ神奈川で放送されていて、毎週ビデオに録画して何度も見て、マネしてプランターでハーブを育てたりしていたっけ。一時期ジェイミーがプロデュースした銀座のアフタヌーンティーにも行ったし、2年前にロンドンのお店にも訪問している。

 

落合シェフとジェイミーが僕の料理の原点なのは間違いない。でもね、この2人のカルボナーラのレシピ「生クリーム」使ってないんです。卵黄+チーズ+白ワイン(もしくはマヨネーズ)とか無脂肪ヨーグルト使ってたりしてる。イタリアでも生クリームは使わないと聞いたけど(教えてイタリアにいる人!)そんな2人のレシピ載せておきます。ジェイミーは英語版なので要翻訳。

cookpad.com

www.jamieoliver.com

ここ2年で一番おいしかったのは、スコットランドのアイラ島のボウモアホテルのカルボナーラ。僕はこういう汁気の少ない濃いカルボナーラがすーごい大好き。

f:id:aterato:20150217040633j:plain

ちなみに名物の「生牡蠣のウイスキーがけ」も食べた。美味しかったなー。

f:id:aterato:20150216034636j:plain

www.tripadvisor.jp

 

寝ぼけてても作れる、シンプルなレシピの濃いカルボナーラ

冒頭でカルボナーラの話をしたあと、ふと「翌朝食べたいな」と思い立ち、帰り道に材料を購入。朝はあまり頭が働かないので、生クリームを使った失敗しないレシピで作ります。

f:id:aterato:20170115072631j:plain

普通のベーコンを2枚くらい使います(パンチェッタは売ってなかった)。包丁を洗うのが何となく億劫だったので、キッチンばさみでカット。そのままフライパンの上でカットし、敷き詰めて弱火で加熱、油は敷かずベーコンの油のみで焼きます。

f:id:aterato:20170115072922j:plain

濃いめのパスタのゆで汁で味付けしていくので、味はこの時点ではつけません。同時に空いているコンロで鍋に水と大匙2の塩を入れて加熱していきます。

f:id:aterato:20170115073311j:plain

卵液を作ります。卵黄を1つか2つ(たぶん1個でOK、白身は残してホワイトオムレツとか作ってみると吉)。粉チーズ小さじ1、黒こしょう、生クリームは100ml使用。かき回しつつ塩を入れて「あ、ちょうどいいな」という塩分濃度にします。味が濃すぎたときの調整用に生クリームを少し残しておくといいかも。

とにかくこの卵液は「必ず」味見して、ちょうどいい塩加減にしてください。

f:id:aterato:20170115074033j:plain

それぞれの鍋の配置はこんな感じに。

パスタ茹でつつ、その茹で汁を隣のベーコンのフライパンにお玉半分くらい入れ、オリーブオイルを大匙1くらい足してかき混ぜて乳化させておきます。

パスタが茹であがったら、シンクでお湯を切り、フライパンに入れてまずはベーコンと炒める!ここでパスタ全体にベーコンの油をなじませつつ炒める事で香ばしさとベーコンの燻製の味がパスタに絡みます。(ここのパート余裕なくて写真なし)

f:id:aterato:20170115074936j:plain

炒めたら横の卵液にそのままダイブ。この方法だと生クリームがダマになりにくいので、安心して混ぜて下さい。(ちなみにこの箸は横浜の名店「勝烈庵」の箸。材質が柔らかくて鍋を傷めないので食べに行ったら持ち帰って菜箸に使ってみてください。※持ち帰りが推奨されてます)

katsuretsuan.co.jp

 

最後に上から黒こしょうをザザッと振りかけて完成。冷めないうちに食べましょう。

f:id:aterato:20170115075453j:plain

ポイントとしては味付けをしっかりすること。めちゃくちゃ濃厚なので塩気がちゃんとないと食べるのがキツくなります。

  1. パスタを大匙2の塩で「茹で汁しょっぱいな」くらいの塩加減で茹でる。こうすることでパスタに味がつく。
  2. 卵液も「ちょうどいいな」という塩気にしておくこと。

この2点さえ気を付けたら簡単に作れます。とてもシンプルなレシピ。

 

ちなみにこちらのお皿は「白山陶器、麻の糸プレート」で、カトラリーは柳総理。シンプルであんまお値段も張らずにおすすめです。

白山陶器 麻の糸 プレート(大) インディゴ(25cm皿)

白山陶器 麻の糸 プレート(大) インディゴ(25cm皿)

 
柳宗理 パスタフォーク 日本製 000258

柳宗理 パスタフォーク 日本製 000258

 

 

材料費一人当たり大盛りで400円くらい。(だいたい卵2つ40円、生クリーム180円、ベーコン140円、パスタ150g 40円)調味料さえあればサイゼリヤより安く作れるのでやってみてください。(サイゼリヤ行ったことなくてWebで値段調べた)

 

こういう凶悪な「糖質&脂質メニュー」も、朝に食べると罪悪感が少なくていいよね。飲んだ翌日って味の濃いもの不思議と食べたくなるよなぁ。

では今回はこの辺でどっとはらい。