BARが好きだ。
年相応に、横浜と都内に数か所か、行きつけのBARがある。
仕事がうまくいった時や疲れた時、恋に落ちたり破れたり、人生のターニングポイントには、いつもBARで佇んでいるような気がする。
この「BARの気分」シリーズはお気に入りのBARを紹介していきます。ちょっとでも気になったらぜひ伺ってください。というわけで、今回のお店は横浜の戸部にある「ウイスキーバー Shanty Shack(シャンティーシャック)」です。
住宅街にある「ウイスキーの山小屋」
シャンティーシャックは横浜の御所山町の住宅街の中にある小さなお店だ。京急線の線路の上にある「フィルム写真の現像所」を改造して作ったお店である。
店内は、スコットランドのスペイサイド、アイラ島、アメリカのバーボン、山崎やイチローズモルトなどのジャパニーズ・ウイスキーなど、さまざまな国のウイスキーが壁一面を覆っている。ウイスキーの量なら横浜でも指折りの品ぞろえだと思う。
ウイスキーのほかにもカクテルのメニューもある。僕もたまーに「マルガリータ」や「キューバリブレ」などを頼んだりしている。
これはお馴染みさんだからできる特別なことだけれども、昔、お願いしてマカロンを持ち込んでウイスキーと楽しんだ事もあった。写真のウイスキーはグレンモーレンジィ12年。
個人的な感想だが、ウイスキーとマカロンは不思議とよく合う気がする。ウイスキー好きは是非試してほしい。
ウイスキーのおつまみに葉巻を吸ってみたり
ウイスキーのお供に一か月に一本だけ葉巻を吸っている。手巻きと機械巻きを吸い比べてみたりしているけど、ぶっちゃけ正直わからない。(吸いなれていないから?)
2本吸ったらかなりニコチンにやられた思い出。
実はこのお店、自宅まで徒歩圏内。駅と家の中間にあるので、ごくたまに酔っぱらって立ちよってお水だけ飲んで帰ることもあったりする。(迷惑かけてすみません)
このウイスキーは、世界最高の貴腐ワインである「シャトーディケム」の樽で仕込んだキルホーマンのウイスキー。
アイラ島のキルホーマン蒸留所には2年ほど前伺った。島の山の上の荒涼とした大地にある小さな蒸留所。ホント何もないところだったなぁ。
蒸留器もかなりコンパクト。今もたぶん変わってないはず。アイラ島に行ったこともいつかこのブログで書けたらと思っている。
僕にとってのBARは「ぼんやり考えるところ」
家にもいくつかウイスキーは置いてあるけれども、いろいろ考えたいときは必ずBARに赴く。10年以上の時を経たウイスキーをちょっとずつ飲みながら、脳を麻痺させてぼんやりすると、見えなかった何かが見えてくるような気がするのかもしれない(なーんちゃって)。
今のところ死ぬ予定は全然ないけれど、もしいつかその時が訪れるなら、ウイスキーの液面から揮発する香りに包まれて、穏やかに死んでいきたいと思うのである。
そんな事言うやつは長生きしそうだけど。ではでは今日はこの辺でどっとはらい。